大掃除はエコ掃除で!

日本洗浄士協会

2009年11月12日 13:12



セスキ炭酸ソーダ(Na2CO3・NaHCO3・2H2O)
水に溶けやすく、水溶液はpH9.8(1%、25℃)の弱アルカリ性を示します。
特徴は、非常に水に溶けやすい。重曹と炭酸ソーダを半々に混ぜて結晶化したものです。
入浴剤に配合されてます。

因みに、炭酸水素ナトリウム(重曹)は、pH8.2の、弱アルカリ性です。
特徴は、水にやや溶けにくく、粒子が細かく、ソフトな研磨作用があります。
胃薬などに使われてますね。

炭酸ソーダ(炭酸塩)は、pH11.2の、アルカリ性です。
特徴は、水に溶けやすい。粉石けんに配合される
また、中華麺の製造やこんにゃくの凝固剤として使われてます。

セスキ炭酸ソーダは、ダイソー等の、100円ショップでも、
購入出来るようになったようですね。

今回は、セスキ炭酸ソーダの、利用方について話します。

まず、セスキ炭酸ソーダの水溶液は、弱アルカリです。
重曹でやって見たけど、良く落ちなかったという、経験があると思います。
セスキ炭酸ソーダは、若干、重曹よりも、アルカリ度があるので、
重曹よりも、油汚れには、適してます。

アルカリ性では脂肪酸が溶けます。

脂肪酸とは、油脂が分解されたものです。
皮脂は脂肪酸とタンパク質と油脂でできているので、
アルカリ性の液は皮脂汚れや、垢汚れに効果があるんです。
台所の油汚れも、油脂と脂肪酸が混じりあっているので、効果があります。

小難しく、なってきましたね(笑)

それでは、実際使ってみましょう。

これから、大掃除の季節なんで、
台所や換気扇から、行ってみましょう!

水5リットルに大さじ1杯から2杯のセスキ炭酸ソーダを溶かして、
レンジ周りの油汚れや、手垢のついた器具類などの拭き掃除にお使いください。
濃度は、汚れ具合によって、加減して下さい。
油汚れがすっきり取れます。拭いた後は水拭きしてください。


浴室も行きますか?
浴室の床や壁についた垢や黒ずみの掃除にも最適です。
こまめな掃除で、イヤな黒カビも予防できます。


水500mlに小さじ1杯程度を溶かしたものをスプレー容器に入れておくと、
気軽に使えてとても便利です。


担当:日本洗浄士教会 エーシーサーブ 中嶋直樹

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