福岡のクリーニングのプロが設立した日本洗浄士協会が運営する、行列のできる「キレイ」相談所の新着情報です。

いよいよ、師走。
あっという間にお正月を迎えることでしょう。

そこで、今月は
新年を迎えるあたっての「お仏壇のお掃除」の仕方と
お掃除をする意味を私なりに考えました。


12月13日は「すす払い」で「正月事初め」といい、正月の準備を始める日です。
すす払いは１年の間のほこりやよごれを落とすだけではなく、
厄やけがれを祓う意味も込められており、
新しい歳神様を迎えるために神棚や仏壇を清める宗教的な行事です。



お仏壇に限られたことではないですが、
年初めは新たな気持ちで新たな目標を持ち
また新しい時代に生きる活力を持ち合わせて
迎えたいですよね。



【仏壇掃除】

１、仏具を移動します。
　　仏壇に限らず、モノが置いてあると掃除しにくですよね。


２、毛バタキでホコリを落とします。
　　お掃除を楽にするためにもホコリはしっかり落としましょう。


３、拭きます。
　　人肌程度のお湯で中性洗剤ｏｒ石鹸を薄めて
　　しっかり絞ったウエスで拭く。


　　
４、拭きとります。
　　汚れを浮き上がらせたら、人肌の程度のお湯にウエスの濡らし
　　しっかりしぼり、拭きあげます。

５、空拭きします。
　　水分は木部を弱めることになります。
　　また、拭き残りから汚れが付着しやすくなりますので
　　ウエスでしっかり拭きあげます。

注意！！
●金箔は拭かないでください。金がはげます。
家庭での掃除では、毛バタキでホコリを落とす程度しか
できません。


【仏具】
「プロが教えるきれいのコツ」から↓
http://senjoushi3.yoka-yoka.jp/c16791.html



一年の汚れを払拭し、御先祖様も御喜びでしょう。
最後にお掃除時にお騒がせしたことと
来年よい年であるようお経をあげるといいですね。


お仏壇の浄美堂　　恵良健一